April, 2008 のアーカイブ

サイモン・バーチ

原題:
Simon Birch (サイモン・バーチ)
年度:
1998
製作国:
アメリカ
配給:
ブエナビスタ
監督:
マーク・スティーヴ・ジョンソン
キャスト:
イアン・マイケル・スミス/ジョゼフ・マゼロ/アシュレイ・ジャッド/オリヴァー・プラット/ジム・キャリー
ストーリー
奇跡的に小さいサイズで生まれたサイモン・バーチは、奇跡的に12歳に成長。私生児のクラスメートで親友のジョーと共に毎日を過ごす。自分の存在は神様の「計画」という信念を持ち、学校の先生や教会の司祭とよくトラブルを起こす。やがて、憧れていたジョーの母親の死に関わることになるが、それを機にジョーとの仲も深まる。

 

評価
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5
原作は読んでいないけど、生まれてきた意味って随分大層なテーマだと思うのに、映画的にありきたりな人助けで終わるのが残念。また、我が子を無視するサイモンの両親について、説明が乏しいと思った。どうしても演出に走ると安く見えるのは仕方ないとしても、小説の映画化なのにロクに伏線もないと、ちょっとお気軽過ぎるね。

雑記:
1. 大人のジョーでジム・キャリー。またその息子はジョン・マゼロ(ジョセフの弟)
2. 原作J・アーヴィング「オウエンのために祈りを」

A.I.

原題:
A.I. Artificial Intelligence (人工知能)
年度:
2001
製作国:
アメリカ
配給:
ワーナー
監督:
スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:
ハーレイ・ジョエル・オズメント/ジュード・ロウ/フランセス・オコナー/サム・ロバーツ/ウィリアム・ハート
ストーリー
大都市が水没した未来。妊娠許可の下りない夫婦用の為に子供の人工知能ロボットの開発が進んでいた。実験として派遣されたデイヴィッドは、モニカを母親として「摺り込まれ」、母親の愛情を求めるようになる。やがて実子との軋轢が生じ捨てられることになるが、人間になる為、ピノキオに習い青い妖精を探す旅に出ることになる。

 

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6
未来の映像描写は、いくつか残念(ドクターノウはかなりがっかり/進化した機械人はワンパターン/廃品破壊ショーは意味不明/月の気球はイマイチ)メインテーマの人間と機械の愛情についてもそれほど斬新ではない。むしろ、今後クローン技術進歩などで一般人がこの手のことを論議する時のネタにしたかったのかも。

雑記:
1. スクリプト原案はイアン・ワトソンだが、脚本はスピルバーグ
2. 音楽J・ウィリアムズ
3. ナレーターはB・キングスリー

タワーリング・インフェルノ

原題:
Towering Inferno, The (高層地獄)
年度:
1974
製作国:
アメリカ
配給:
フォックス/ワーナー
監督:
ジョン・ギラーミン/アーウィン・アレン
キャスト:
スティーヴ・マックィーン/ポール・ニューマン/ウィリアム・ホールデン/フェイ・ダナウェイ/フレッド・アステア/O・J・シンプソン
ストーリー
130階を越える超高層ビル「ダラス・タワー」の竣工式。設計者のダグ(P・ニューマン)は、電気系統に指示外の仕様を発見するが社長の意向で式は開催。やがて大火災が発生し、屋上の客たちは大パニック。消防隊長オハラバン(S・マックィーン)の指示の元、臨機応変な救助作戦が実施されるが、死者は200名に達する。

 

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7
「ジョーズ」「ダイ・ハード」「タイタニック」に連なるディザスター系の草分け、というだけで十分価値があるし、何より面白い。切ない市長夫妻や正義に燃える警備主任(シンプソン)など、脇役も良いね。今観るとややありきたりなストーリーに思える所もあるけど、ホントの豪華キャストで飽きないね。

雑記:
1. アカデミー撮影賞/編集賞/主題歌賞
2. 「ポセイドン・アドベンチャー」(72)の成功を踏まえ、ワーナーとフォックスが同時期に別の小説の権利を購入。無駄な競争を避ける為、一つの映画に。フォックス=US/ワーナー=世界の収益。
3. エキストラも「ポセイドン」から多数。

ギター弾きの恋

原題:
Sweet and Lowdown (「愛しくて落ちぶれて」)
年度:
1999
製作国:
アメリカ
配給:
ギャガ
監督:
ウディ・アレン
キャスト:
ショーン・ペン/サマンサ・モートン/ウマ・サーマン/ウディ・アレン
ストーリー
30 年代のジャズ・ギターの天才エメット・レイの生き様を、彼を知る関係者たちが語り手となり描いてゆく。トップクラスのアーティストでありながら傲慢/非社会的態度/放蕩な性格。女性にもなびかず、異国のギタリストを崇めつつ恐れる。やがて唖だが無垢のハッティとの同棲生活が始まるが、不器用な処世は変わらない。

 

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8
良い映画。W・アレンは本当映画作りが巧いと思う。しかも架空と聞いて二度ビックリ。完全にやられた。この映画のスゴイところは、流れるジャズを聴いて、「ああ良い音楽だ」と思わなければ話が理解できないところ。つまりある意味実験的だし、役者は巧いし、物語はとても切ないし、ジャンゴの存在なんかとても良いな。。。

雑記:
1. ガーシュイン作曲Sweet and Low-downは「マンハッタン」でも使われた
2. 「道」(54)へのオマージュ?

ジャッカルの日

原題:
Day of the Jackal, The (ジャッカルの日)
年度:
1973
製作国:
イギリス/フランス
配給:
CIC
監督:
フレッド・ジンネマン
キャスト:
エドワード・フォックス/ミシェル・ロンスダール/デルフィーヌ・セイリグ
ストーリー
ドゴールのアルジェリア独立容認に反対する仏テロ組織OAS。彼らに雇われた外国の殺し屋「ジャッカル」。彼が周到な戦略を打ち、臨機応変さを発揮してフランスに侵入し、大統領暗殺に向け着々と準備を進める様を描く。警察より常に一歩先手を打ち、やがて凱旋式典に参列した大統領に銃の照準を合わせることになる。

 

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9
細部にこだわる丁寧さと、淡々と時系列を追う手法が見事に成功して、この上ない緊迫感が流れている。「ジャッカル」の符牒 /偽造旅券の入手/改造銃の照準合わせ/銃を隠して入国/偽名・変装などなど、一連の「ルパン」な要素が実にリアルで素晴らしい。テーマが簡潔明瞭。演出に走らないクライマックスには体が震えた。

雑記:
1. 原作はF・フォーサイス
2. 97年「ジャッカル」がリメイク(B・ウィリス/R・ギア)

パール・ハーバー

原題:
Pearl Harbor (真珠湾)
年度:
2001
製作国:
アメリカ
配給:
ブエナビスタ
監督:
マイケル・ベイ
キャスト:
ベン・アフレック/ジョッシュ・ハートネット/ケイト・ベッキンゼイル/ユエン・ブレンナー/ジョン・ヴォイト/アレック・ボールドウィン
ストーリー
真珠湾攻撃を背景とし、1人の女性を愛した親友2人のドラマを描く。戦闘機乗りを夢見て、やがてハワイに配置されるレイフとダニー。レイフは従軍看護婦イヴリンと恋に落ち英軍に志願し旅立つが、やがてレイフ戦死の報。ダニーとイヴリンは慰め合いつつ結ばれる。日本軍奇襲が迫った日、レイフが戻り友情に亀裂。

 

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3
3時間。ここまで時間をかけて金をかけてこの中途半端さは何なのだろう。恋愛?戦争?友情?なんだか薄っぺら過ぎて逆に驚く。大体真珠湾を描きゃいいのに何故英国で初めて東京空襲で締める(しかも中国に不時着)?奇襲のシーンはすごいよ。でも伏線が大下手。日本人が変。あの女の恋愛感はナシ。あと日本に気使い過ぎ。

雑記:
1. 2001/6/21試写会@東京ドームは6億円(?)
2. ラスト近くでいかにアメリカが真珠湾から立ち直り勝利に至ったかというイヴリンの独白で、日本とドイツ向けバージョンでは「私達(us)」ではなく「America’s」と換えられている。
3. 同じく日本兵が機上から「逃げろ!」と叫ぶシーンも追加

ギフト

原題:
Gift, The (才能)
年度:
2000
製作国:
アメリカ
配給:
アミューズ
監督:
サム・ライミ
キャスト:
ケイト・ブランシェット/キアヌ・リーヴズ/グレッグ・キネア/ヒラリー・スワンク
ストーリー
未来や過去を見る特殊能力を持つアニー(C・ブランシェット)。事故死した夫を救えなかった自責に苦しみながら、街の人に慕われ能力を生かし生計を立てている。しかし息子の先生の婚約者が殺される事件が起き、彼女の能力が原因で、周りの人間関係が崩れていく。初めから終わりまで、ライミ風ビックリ型ホラー。

 

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4
キッツイ映画だった。こうなると得手不得手の問題で、自分的にはこの手の映画はどうやら(知らなかったけど)完全に不得手。キアヌとスワンクの間抜けっぷりとブランシェットのうまさ(うまいね!)のみで評価したいところだが、まともに観られなかったんだから仕方ない。それにしてもストーリーは普通過ぎないか?

雑記:
1. オリジナルのシナリオはビリー・ボブ・ソーントン
2. 虐待される妻ヴァレリー:H・スワンクは「ボーイズ・ドント・クライ」(99)でアカデミー主演女優賞

ルパン三世 カリオストロの城

海外タイトル:
Lupin III: Castle of Cagliostro (米=ルパン三世:カリョストロ城)
年度:
1979
製作国:
日本
配給:
東宝
監督:
宮崎 駿
キャスト:
山田康雄/島本須美/小林清志/増山江威子/納谷悟朗
ストーリー
世界史の裏舞台に暗躍した偽札:ゴート札を密かに国家事業にするカリオストロ公国に、偽札目当てでやってきたルパンと次元。ふとしたことで知り合った亡き大公の娘クラリスは、摂政を務める伯爵の部下にやがて囚われる。クラリスが残した指輪には公家伝承の宝の秘密があり、ルパンらは伯爵に狙われることになる。

 

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8
すごい!時代を全く感じさせない。大枠のストーリーというよりは、細かい演出や脚本がこの映画の良いところ全て香も知れない。ホームズあるいはコロンボ(?)みたいなルパンの小道具や小ネタもさることながら、セリフや脇役の配置といった脚本作りの基本みたいなものが学べる。彼はすごい人だね。

雑記:
1. クラリスやカリオストロという名前はM・ルブラン「カリオストロ伯爵夫人」より
2. 原作モンキーパンチ
3. 宮崎駿監督デビュー
4. 英語版ではルパンは「Wolf」と呼ばれる

ガンダーラ

原題:
Gandahar (ガンダーラ)
年度:
1987
製作国:
フランス
配給:
ギャガ
監督:
ルネ・ラルー
キャスト:
ピエール・マリー・エスクルー/カトリーヌ・シュヴァリエ
ストーリー
ラルー監督のSFアニメ。平和な未来の都市ガンダーラが、「メタルマン」の侵略を受ける。女王より、侵略者の謎と弱点を調査するよう命じられたシルヴァンは、かつての遺伝子操作によって異形となった住民に出会う。メタルマンを支配する巨大な頭脳「メタモルフ」は、時間の扉を使い、未来に新鮮な細胞を送っていた。

 

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6
相変わらずの独創世界が嬉しい。また、文明批判をベースにした暗めのメッセージが強烈で、厭でもいろいろ考え込んでしまう。ただ、ヴィジュアルの洗練さを期待するとアウトかも。恐竜のエピソードは、絶滅と引っ掛けてもうちょい膨らまして欲しかった。日本の茶の間向けではないかもね。。。ナウシカに良く似ている。

雑記:
1. 音楽は「ベティ・ブルー」のガブリエル・ヤレー/絵フィリップ・カザ/原作ジャン・ピエール・アンドロヴァン

ウエスト・サイド物語

原題:
West Side Story (ウェスト・サイド物語)
年度:
1961
製作国:
アメリカ
配給:
UA
監督:
ジェローム・ロビンズ/ロバート・ワイズ
キャスト:
ナタリー・ウッド/リチャード・ベイマン/ジョージ・チャッキリス/リタ・モレーノ
ストーリー
NY の下町を舞台に、敵対するグループ:プエルトリコ系の「シャーク団」と白人系の「ジェット団」。ジェット側のトニー(R・ベイマン)とシャークのボスの妹マリア(N・ウッド)が恋に落ちてしまう。二人の想いとは裏腹に抗争に輪がかかり、やがて悲劇が起こる。NY版ロミジュリのミュージカル。

 

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7
NY俯瞰からスラム街に落とし込むリズミカルな出だしが良い。ロミジュリに似ているなと思ったらアレンジだった。 Storyは措いても、唄&ダンスがすごいね!時間と金をかけたな~という感じ。また、ダンスホールの一目惚れするシーンで二人をハイライトする技法は今でも斬新。確かに映画の教科書かもしれない。。。

雑記:
1. アカデミー作品/監督/助演男優(G・チャッキリス)/助演女優(R・モレーノ)/撮影/美術監督/ミュージカル音楽/音響/編集/衣装デザイン
2. 監督賞を分け合うのは唯一
3. 撮影場所は現リンカン・センター・ビルが在るところ。撮影の為に工事を遅らせた。