'国:日本' のアーカイブ

サマーウォーズ

海外タイトル:
Summer Wars (国際=夏の戦争)
年度:
2009
製作国:
日本
配給:
ワーナー
監督:
細田守
キャスト:
神木隆之介/桜庭ななみ/富司純子/谷村美月/斎藤歩/横川貴大/信澤三恵子
ストーリー
数学だけがとりえの高校2年生の健二。夏休みに憧れの先輩夏希に頼まれ夏希の田舎の長野に赴き婚約者として紹介される。世界10億人のあらゆる生活インフラと連動するネット仮想空間「OZ」の末端技術者でもある健二は、謎のアバターがOZを乗っ取り世界を大混乱に落とし入れようとすること知り立ち向かう。

 

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8
1点モノのキャラデザイン満載と細部にこだわるバーチャル世界観とリアルの萌え要素散りばめてギーク層の心を鷲掴み、なんだろうなあ。「頼りない少年が仲間とチカラを合わせて世界を救う」という陳腐な筋立ても圧巻ジャパニメーションここに極まれりの映像美でスカッと爽快。細部を見る為の再見の欲求が抑えられないウマさ。

雑記:

  1. 長野県上田市は細田監督の妻の実家がある。市は撮影に全面協力。
  2. 設定は2010年7月下旬から8月。公開から1年後。
  3. ニュースや野球中継のアナウンスは日テレアナウンサー陣が担当
  4. 各国のアニメ系賞受賞

弾丸ランナー

海外タイトル:
Non-Stop (米=ノンストップ)
年度:
1996
製作国:
日本
配給:
日活
監督:
SABU(サブ)

キャスト:
田口トモロヲ/DIAMOND☆YUKAI/堤真一/麿赤兒/大杉漣/菊地隆則/白石ひとみ

ストーリー
ダメ男安田が一念発起、銀行強盗を計画。入念な準備を終え本番。マスクを忘れて近くのコンビニへ。財布を忘れて万引きを画策するも見つかり、思わず発砲。ヤク中の店員に追われる。一方ヤクザの竹田は、自分の弱気で親分と兄貴分を刺されたばかりでブルー。そこへヤクの金を払わない店員と鉢合わせて憤激。走る追う追われる3人!

 
 

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7
アイデア直球という感じで粗削りなんだけど、三者三様の表現がとっても映画らしくて好き(特に性癖。わはは)。劣等感だの敗北感を、走って走ってスカッと解消!大袈裟に言えば走りつづけてある境地すなわちコレ人生、って随分センチなテーマなのに、リアリティを適度に薄めた「映画感覚」が冴え冴えと。センスを感じます。

雑記:

  1. 挿入歌「Shame」は、作詞・作曲・歌:DIAMOND☆YUKAI 
  2. 堤真一は、(何故か)「友情出演」
  3. 組長を暗殺するチンピラ役は、サブ監督
  4. ベルリン映画祭パノラマ部門招待作品
  5. 撮影期間14日間

少年たちは花火を横から見たかった

海外タイトル:
-
年度:
1999
製作国:
日本
配給:
ロックウェルアイズ
監督:
岩井俊二

キャスト:
奥菜恵/山崎裕太/小橋賢児/麻木久仁子/深浦加奈子

ストーリー
CX系ドラマ「ifもしも」の一話として制作された「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(93)から6年。成長した奥菜恵と山崎裕太の2人が舞台となった千葉県飯岡町を再び訪れる。彼らが辿る撮影の想い出や、岩井監督自らが語る脚本の変遷やアイデアの源泉。当時の番組スタッフ達も制作秘話を語る。

 
 

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5
本編がお気に入りなので、ある意味では楽しめた。特にプールシーンでのライティングに至る経緯や5通りのカメラ視点などは、大変に興味深かった。ただ、自らが企画・監督する「作品」としては、疑問。OVとしてのリリースにしても。磯野家の謎を長谷川町子が企画したような。特に「銀河鉄道の夜」の人形劇は面白いけど、自慰。

雑記:

  1. 奥菜恵はもとより、ノリミチ役山崎裕太は、「あっぱれさんま大先生」や「グッバイ・ママ」(91:秋元康)などで活躍
  2. 劇中のショートストーリーは、「檸檬哀歌」

クライマーズ・ハイ

海外タイトル:
Climber’s High, The (国際=登山家の高揚)
年度:
2008
製作国:
日本
配給:
東映/ギャガ
監督:
原田眞人

キャスト:
堤真一/堺雅人/小澤征悦/田口トモロヲ/堀部圭亮/螢雪次朗/高嶋政宏/山崎努

ストーリー
520人の命を奪った世界最大の航空機事故、日航機墜落事故(1985年8月)。事故の惨劇を伝える地元新聞社の記者たちの姿を描く。群馬県のローカル新聞社「北関東新聞社」の遊軍記者・悠木は全権デスクを命じられ早速各所に指示を飛ばす。編集局や販売局や上層部と対立しながらも地元ジャーナリストの意地で渾身の紙面を作ろうと奔走。

 
 

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8
原作・NHKともに未見。ローカル新聞社の気概と緊張感が表現されていて面白かった。報道者の使命とか背後の黒幕等にあえて切り込まず、「報道現場で起こったであろうこと」に絞ったのは良い。逆に、息子や登山や社長の醜聞など報道以外の要素が蛇足に思えるのが残念(特に息子)。演出惜しいす。役者の熱いリアルな演技はとても好き。

雑記:

  1. 日本アカデミー賞主要賞総ナメ
  2. 横山秀夫の同名小説をNHKがドラマ化、さらに本作で映画化。
  3. 悠木が記者を志すきっかけとして言及した映画は「地獄の英雄」(71/B・ワイルダー)
  4. 中曽根総理の靖国参拝を報じるニュースの声は露木茂

座頭市

海外タイトル:
Zatôichi (国際=座頭市)
年度:
2003
製作国:
日本
配給:
松竹
監督:
北野武

キャスト:
ビートたけし/浅野忠信/柄本明/石倉三郎/岸部一徳/大楠道代/ガダルカナル・タカ

ストーリー
盲目の侠客、市の物語「座頭市」の北野風アレンジ。市がたどり着いた宿場町。最近は銀蔵一味の仮借ない支配で人々は苦しめられている。市は子供のころ家族を盗賊に惨殺され復讐に燃える芸者姉弟と出会う。一方、病床の妻の為、銀蔵一味の用心棒に志願した剣客・源之助もまた、人を殺めることが本分。

 
 

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6
饒舌な北野作品、というレアな体験。金髪もタップもアリ。ひとつのエンタメ作品としては楽しめたけれど「勝新座頭市の大胆なアレンジ」という位置づけは旧作知らない人には何のこっちゃ。脚本が王道過ぎて深読みしそうになる。役者たちのヘタウマだけど雰囲気に妙にマッチする感じは不思議。個人的には寡黙な北野さんの方が好きかも。

雑記:

  1. 久石譲ではなく鈴木慶一が音楽担当
  2. 「うまいのかまずいのかわからないものばかり作ってるけどうまい親子丼とか作れるの?」という疑問に対して親子丼を作ってみた。北野監督の弁。
  3. 血の描写はほぼCG。その点は批判もされたが監督は意図的。CG担当への指示:「スクリーンに花が咲くように」

GOEMON

海外タイトル:
Goemon (国際=五右衛門)
年度:
2009
製作国:
日本
配給:
松竹/ワーナー
監督:
紀里谷和明

キャスト:
江口洋介/大沢たかお/広末涼子/ゴリ/要潤/玉山鉄二/チェ・ホンマン/佐藤江梨子/寺島進/平幹二朗/伊武雅刀/奥田瑛二

ストーリー
大胆な演出の時代劇。16世紀末の安土桃山の世。天下布武目前にして腹心明智光秀に裏切られた織田信長。明智を討った羽柴秀吉の時代が始まる。社会格差が広がり庶民に鬱積する不満。金持ちの金を庶民に分ける義賊・石川五右衛門が人々の噂に。五右衛門がある日盗んだ箱には重大な秘密が隠されおり、秀吉の部下・石田三成らに追われる。

 
 

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7
大胆な解釈と映像には驚くものの、ゴテゴテした過剰な演出が「鼻につく」のも否めない。とは言え歴史を題材にした紀里谷ワールドっていうだけなので良い悪いではなく好き嫌いに属する映画かなあ。題材◯脚本△だけど、映画表現の可能性を提示した功績はあると思う。豪華な役者は皆好演。

雑記:

  1. 体育館を貸切り、全面グリーンバックにした上で撮影。
  2. 制作費8億円。ポスプロに1年半。

劇場版 サンシャインデイズ

海外タイトル:
Sunshine Days (国際=太陽を浴びた日々)
年度:
2008
製作国:
日本
配給:
ゼアリズエンタープライズ
監督:
喜多一郎

キャスト:
西村亜希/斉藤慶太/初芝崇史/三津谷葉子/松田悟志/浅利陽介/大杉漣/坂本真

ストーリー
同名TVドラマの映画化。70年代の湘南。ミュージシャンを志しバイトで生計を立てながら陽気に暮らす青春真っ盛りの兄弟。ある日であった名家の令嬢ひかりのビーチビューのお屋敷に用心棒として住み込むことに。仲間たちとそこでオープンした「カフェBB」が大繁盛。ひかりもいつしかカフェに生きる道を見出す。カフェの仲間は強い絆で結ばれ、成長していく。

 
 

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2
うーむ。何の共感もできなかった。残念。安っぽい青春群像以上のものではないと思う。演技も脚本もあまりにも。人物も全然キャラ立ってないし。演出はチープだし(夕焼けの海をバックに語らう、海外に去る仲間にサプライズ、いつまでも夢だけでは食えないのでネクタイ締める)。ドラマ観てないけど観た人は楽しめたのだろうか。。

雑記:

  1. 1970年代の兄弟デュオ「ブレッド&バター」がカフェを開き、そこで日本のポップ史を作った。ある意味伝説のカフェ。
  2. 当人たちはこの映画に関与していない
  3. オリジナルはテレビ神奈川

花とアリス

海外タイトル:
Hana and Alice (国際=花とアリス)
年度:
2004
製作国:
日本
配給:
東宝
監督:
岩井俊二

キャスト:
鈴木杏/蒼井優/郭智博/相田翔子/阿部寛/木村多江/坂本真

ストーリー
ハナとアリス(有栖川)は女子高生になったばかりの親友コンビ。ハナは通学途中で一目惚れした先輩・宮本のいる落研に入部。そんなハナに協力するおてんばなアリス。ある日宮本が帰宅途中に頭をぶつけて転倒。尾行中だったハナは介抱しながらとっさに宮本を記憶喪失と思い込ませる。

 
 

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7
焦点が拡散してて「かったるい」前半。極端に陳腐な今どき犬も食わない記憶喪失ネタで、演技も平板、と思ってしまった。ただ、後半にはそれらこそが岩井監督の意図だと気づき腑に落ちる。バレエのシーンはラストも含め全般的に好き。ただ意味なく派手なチョイ役と、「学園恋愛モノ」という題材は好みの問題だろうけどあまり好まない派。

雑記:

  1. 岩井俊二監督がは、脚本、音楽、編集も。
  2. インターネットで配信された同名の短編ドラマを映画化
  3. 駅名や学校名に漫画家の名前多数。(ストーリーが少女漫画風なのと関係アリ?)
  4.       

  5. 泣き演技の指導者は吉岡秀隆(声のみ)

世界最大級の環境汚染 (Crude)

原題:
Crude (原油)
年度:
2009
製作国:
アメリカ
配給:
ソニー・ミュージックエンタテインメント
監督:
ジョー・バーリンジャー
キャスト:
パブロ・ファハルド/スティーブ・ダンジー/トルーディ・スタイラー他
ストーリー
ドキュメンタリー。南米エクアドル国内のアマゾン川流域。大手石油メジャーのテキサコが原油採掘を実施。原状回復が甘く漏れ出た原油が土壌を汚染。汚染された淡水による深刻な健康被害に苦しむ現地部族。テキサコを引き継いだシェブロンに対し、発起して弁護士になった現地のパブロ・ファハルド氏や賛同したアメリカ人活動家らが集団訴訟を起こす。

 

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6
痛ましい話であり意義深いテーマではあるものの、問題の本質である「どうして原油採掘が認められたのか。エクアドル政府は動かなかったのか」が見えず、現地合弁企業の責任問題も不明確な印象。とは言えファハルド氏らの成果は目を見張るものがあり、大企業論理に打ち勝つ成功事例として単純に美しい。自分が掲載された雑誌に思わず照れ笑いをする氏の表情は良い。

雑記:

  1. 日本未公開
  2. 「アマゾン・チェルノブイリ」とも呼ばれ有名な問題。2010年現在係争中。
  3. トルーディ・スタイラー(スティング妻)は、サンフランシスコ在住のシェブロン従業員6000人に本作を無料招待

神様の愛い奴

海外タイトル:
-
年度:
1998
製作国:
日本
配給:
LOFT CINEMA
監督:
藤原章/大宮イチ

キャスト:
奥崎謙三他

ストーリー
異色ドキュメンタリー。従軍中の同僚隊員の不審死に疑問を持ち中隊長宅で長男を襲撃し、殺人未遂で13年服役していたアナーキストの奥崎謙三。出所し77歳になった彼は獄中で「発見」した「血栓溶解法」を周囲に強引に薦めるが元々暴力でしか自己表現できない彼は周囲に疎まれる。異端児な彼を使ったアダルトビデオの企画が舞い込む。

 
 

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3
「哀れみ」の感情が先行すると怒りの矛先が偽りの恭順を見せるスタッフに、「奇抜観たさ」ならばチープな映像を見せる撮影・編集に向かう。何よりも「ゆきゆきて」で見せた気骨ある奥崎氏を期待すると、奥崎氏自身の倒錯した自己矛盾が許せなくなる。非常に評価に迷う作品だけど、途中から評価しない理由を探す自分に気づく。唯一反骨を見せた2人の女優に拍手。

雑記:

  1. 2001年に<決定版>と加えられてリバイバル上映
  2. 2005年に奥崎氏死去。
  3. 大宮イチは大楽源太名義で「ゲルマニウムの夜」など
  4. 奥崎家の家屋はその後駐車場に。。。(嗚呼)