| 原題: Bostrobalikara: Garment Girls of Bangladesh (バングラデシュの衣料工場の女工たち) 年度: 2007 製作国: バングラデシュ 配給: CSOネットワーク/シャプラニール 監督: タンヴィール・モカメル キャスト: - |
| ドキュメンタリー。貧困国バングラデシュにおいて繊維や衣料は重要な産業のひとつ。衣料工場には農村から出稼ぎに来た女工たちが懸命に働く。しかし低賃金や衛生や住居など多くの問題を抱え社会問題となっている。現場や関係者へのインタビュー等を通じ、国際社会の目の届かない「針子」たちの実態と課題を説く。 |
| フェアトレードの問題はどれも奥深い。大量消費時代の経済原理では負のしわ寄せは低きに流れる水のごとくいつも貧国に。先進国の技術発展や消費嗜好の変遷が一次産業の生産体制と連動しておらず問題が顕在化。グローバル企業だけではなく社会全体の共感力向上と意識改革が求められている。怨嗟の声も含め、女工たちの屈託ない本音は映画以外でも人々に届けないと。 |
雑記:
- T・モカメル監督はもともと貧農を組織する左派系活動家。多くの社会問題作品をはじめ、小説や詩や文芸批評も手掛ける
- 日本語字幕版は市民活動を支援する「CSOネットワーク」による。教育目的の限定貸出のみ対応。
- 衣料産業で約200万人の雇用。85%が女性。
- 1974年発効の多角的繊維協定(MFA)により途上国の輸出量の割り当てが決められバングラデシュも一大産業化。しかし協定は2004年に廃止。
- 中国の大国化に伴なう賃金上昇によりバングラデシュの低賃金が注目されている。