原題:
No Way Out (窮地)
年度:
1987
製作国:
アメリカ
配給:
ワーナー
監督:
ロジャー・ドナルドソン
キャスト:
ケヴィン・コスナー/ジーン・ハックマン/ショーン・ヤング/ウィル・パットン/ジョージ・ズンザ |
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| ストーリー |
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海軍での英雄的行動が認められ、旧知のコネもあってペンタゴンの情報部隊に抜擢されたファレル大佐。そこで国防長官の愛人スーザンと、それと知らずに深い恋に落ちる。やがてスーザンが殺され、長官と主席秘書官はファレルに極秘裏の捜査を任命。物的証拠はファレルが犯人と示していた。 |
| 評価 |
コメント |
| 7 |
ペンタゴン長官がここまで情けない筈ないし、目撃証人達の右往左往が非現実的だけど、意外とストーリーの展開を素直に楽しめた。ホモで頭脳明晰猪突型の主席秘書官のW・パットン、ハマリ役。気を抜いていただけに、冒頭の伏線にまんまとやられた。それと、この映画の各種ジャケットは失敗。普通の恋愛映画みたいだ。 |
雑記:
1. 撮影ジョン・オルコット
2. 「大時計」(48)のリメイク
3. 有数の巨大建築ペンタゴンを2時間で廻り切れる筈ない
4. 愛人役S・ヤングは「ブレードランナー」(82:レイチェル役)、「ウォール街」(87:See#36)、「死の接吻」(91)←死んでる方でラジー助演賞、生きてる方で主演賞
原題:
Flawless (非の打ちドコロなし)
年度:
1999
製作国:
アメリカ
配給:
パラマウント-UIP
監督:
ジョエル・シューマカー
キャスト:
ロバート・デニーロ/フィリップ・シーモア・ホフマン/バリー・ミラー/クリストファー・バウアー |
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| ストーリー |
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安アパートに住む堅物の元警官ウォルトは、階上に住むドラッグ・クィーンのラスティと何かと衝突。ところがラスティの友達が関わった盗みでマフィアが押し入り、ウォルトは脳卒中で半身不随に。リハビリの一環で歌の稽古をラスティに受けることに。ゲイと不具者の間に奇妙な人間理解が生まれる。 |
| 評価 |
コメント |
| 6 |
思ったより考えさせられたけど、ハミだし者同士の可笑しな人間関係、で終わってしまっている。P・S・ホフマンは意外と何でもこなせる俳優なんだ。。 ちょっと「デリカテッセン」に似ているかな。。 社会って十人十色で性癖も価値観も千差万別で金だけが尊い訳ではなくて、しかもそれらが混ざっているものだ!といったところ? |
雑記:
1. ラスティが言及した映画or女優:「裏窓」(54:G・ケリー)、「マイ・レフトフット」(89)「ターミネーター2」(91)「羊たちの沈黙」(91:J・フォスター)「奇跡の人」(62:A・バンクロフト)など
2. ウォルトがティナ(byダフネ・ルービン・ヴェガ)向けの花束を「ダフネ宛て」と言う
原題:
Thing, The (物体)
年度:
1982
製作国:
アメリカ
配給:
UNI-UIP
監督:
ジョン・カーペンター
キャスト:
カート・ラッセル/ウィルフォード・ブリムリー/リチャード・ダイサート |
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| ストーリー |
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1982年冬の南極。米国基地に逃げてきた犬の体内にグロテスクな「生物」が潜んでいた。調査の結果、数万年前に不時着した地球外生命体が凍結したまま生き延び、爆破実験の熱で蘇ったもの。その生物は対象の細胞を取り込み、やがて外見も含めて同化することができる。基地内に相互不信の感情が生まれる。 |
| 評価 |
コメント |
| 6 |
人類全体の危機、などとせず、閉じた世界にしたのが成功。そして科学的根拠などサラっと流してエイリアンの生態を描いたのは巧い。血液検査の緊張感と心蘇生の意表は狙いどおり。ラストの曖昧さもまあアリ。それでもイマイチすっきりしないのは、きっとまったりし過ぎているから? |
雑記:
1. 「遊星よりの物体X」(51:ハワード・ホークス監督)のリメイク
2. 原作ジョン・W・キャンベル
3. 冒頭のノルウェー人はノルウェー語で喋っていない
原題:
Superman (「スーパーマン」:超人)
年度:
1978
製作国:
アメリカ
配給:
ワーナー
監督:
リチャード・ドナー
キャスト:
クリストファー・リーヴ/ジーン・ハックマン/マーロン・ブランド/ネッド・ビーティ/テレンス・スタンプ |
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| ストーリー |
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30年代の人気コミックの実写映画化。クリプトン星の科学者の子カル・エルは、星の爆発直前に地球に送り出され、クラーク・ケントとして生きる。その超人的能力を隠していたが、出生の秘密を知り、「スーパーマン」として人類に尽くす。一方米軍のミサイルを悪用して土地の値段を上げようというセコい犯罪者ルーサーが。。 |
| 評価 |
コメント |
| 6 |
原点はエラい!完全娯楽系コミックの実写なのに、映画としてのコダワリ(二次元の刑?/光る服/「S」の由来/自転逆転など)が嬉しい。あの恥ずかしい格好(アレに惚れるか?)がそれなりにキマっているのがC・リーヴならでは。G・ハックマンのマヌケな犯罪集団も、アレもある意味原点。 |
雑記:
1. 原案・脚本(共):マリオ・プーゾ/音楽:ジョン・ウィリアムズ
2. アカデミー作曲賞/音響賞/編集賞
3. スピルバーグが監督に打診されたが、ギャラ高で断念
4. C・リーヴは役作りのボディビルディングで、D・プラウズ(:ベイダー卿)に師事
原題:
Swordfish (「ソードフィッシュ」:メカジキ)
年度:
2001
製作国:
アメリカ
配給:
ワーナー
監督:
ドミニク・セナ
キャスト:
ジョン・トラヴォルタ/ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー/ドン・チードル/ヴィニー・ジョーンズ |
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| ストーリー |
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世界一を争うコンピュータクラッカーのスタンリーは、出所後愛娘に会えずコンピュータにも触れず、郊外で荒んだ生活。そこへ現れたのが元モサドのガブリエルが組織する犯罪集団の使いの美女。大金と娘との生活をエサに政府系機関へのハッキングを依頼。米麻薬取締局が過去設立した架空会社の、利子で膨れた資金を狙う。 |
| 評価 |
コメント |
| 4 |
出だしの5分間がやたらと良くて期待したが、あとは無理な設定、ありがちな展開、よく見る映像の連続でがっかり。国際テロに対抗する戦争という命題も、時節柄思うところはあるけれど、あざとい。唯一生きた伏線とラスト(「misdirection」)は、意味貧弱。返す返すも冒頭の語りからブリットタイムショットまで。 |
雑記:
1. ワーナーのカンパニーロゴが壊れたスクリーンのよう
2. 乱数共有によるヴァーナム暗号は米ロのホットラインに使用されているとのこと
海外タイトル:
Ponyo on the Cliff by the Sea (海沿いの崖の上のポニョ)
年度:
2008
製作国:
日本
配給:
東宝
監督:
宮崎駿
キャスト:
山口智子/長嶋一茂/天海祐希/所ジョージ/奈良柚莉愛/土井洋輝 |
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| ストーリー |
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アンデルセン「人魚姫」をモチーフにしたファンタジー。クラゲの背中にのっていつもより遠出したさかなの女の子ポニョは、ビンにハマってしまって打ち上げられる。崖の上にすむ5歳の宗介がそれを拾い、守ってあげると誓うが、元人間で今は海の魔法使いであるポニョの父親フジモトが波を操ってポニョを取り返す。宗介に会って人間に憧れたポニョは妹たちと協力して脱走し、宗介のもとに。。 |
| 評価 |
コメント |
| 8 |
一見母と子の物語、その実、強く「自立と自我」をテーマにした作品。ファンタジーに込めた個の確立。宮崎作品共通の善悪二元論の否定はやっぱり心地良い。手描きタッチと色使いが独特な世界観を作っていて見た目が楽しい。日本の伝統的家庭像とはズレるけど、宮崎氏なりの期待が込められているのだと解釈。親への呼び捨ては特に気にならない。 |
雑記:
1. 初公開時に偶然地震が。宮崎監督は「ポニョがいる」と切り返し。
2. ポニョの本名ブリュンヒルデは、北欧神話のワルキューレのひとり。
3. リサがトトロの歌を歌うシーンあり。
海外タイトル:
Brother (米=兄弟)
年度:
2001
製作国:
日本
配給:
オフィス北野/松竹
監督:
北野武
キャスト:
ビートたけし/オマー・エプス/真木蔵人/大杉漣/寺島進/石橋凌/加藤雅也/渡哲也 |
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| ストーリー |
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抗争のイザコザで組を失ったヤクザの兄貴分・山本。血を分けた弟を訪ねロサンゼルスへ。弟は地元のチンピラとつるんでドラッグの売人をしていた。山本は弟を助け仲買人に手をかけるが、それが報復に次ぐ報復の始まりだった。日本人街のボスを巻き込みついにはマフィア相手の抗争に発展する。 |
| 評価 |
コメント |
| 4 |
任侠のしきたりや義理、血の濃さと尊さ、その辺にサムケを感じる日本人は割と多いと思うけど、欧米人には新鮮か。というわけでヤクザ紹介映画としての割り切りが感じられる。また個人的にヴァイオレンス映画の評価ポイントにいつも悩む。イカサマ付ギャンブル/チップ(「修理代だ」)などは好き。 |
雑記:
1. 日英合作/製作:日本側はオフィス北野の森昌行・英国側は英国映画界の重鎮ジェレミー・トーマス
2. ヴェネチア金獅子賞
3. USヴァージョンはR指定にする為に大幅カット
原題:
All the President’s Men (大統領の部下全員)
年度:
1976
製作国:
アメリカ
配給:
ワーナー
監督:
アラン・J・パクラ
キャスト:
ダスティン・ホフマン/ロバート・レッドフォード/ジャック・ウォーデン/マーティン・バルサム/ジェイソン・ロバーズ |
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| ストーリー |
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大統領を失脚させたウォーターゲート事件をマスコミの立場で暴き出した2人の記者のレポートを映画化。ウォーターゲート民主党本部の侵入盗聴事件を取材したワシントン・ポストの2人の記者。CIAに始まり司法省/ニクソン再選委/官邸と次々と明らかにされる政府高官筋との関連/隠蔽/抵抗。 |
| 評価 |
コメント |
| 8 |
JFKもそうだが、政治スキャンダルは事実を追求するより、特定の視点が大事。この映画もジャーナリズムの熱意という視点を強調したお陰で飽きない。ただ報道の自由が表現の自由につながっていないのがやや残念。つまりテーマが圧力と闘う報道なのに、映画自体は事件への解釈を避けている。 |
雑記:
1. フォード大統領によって映画上映許可延期の圧力
2. 実際のカール・バーンステイン記者は事件中将来の女流監督ノーラ・エフロンと結婚
3. 冒頭のタイプ音は、銃声とムチ打ちの音をかぶせており、「武器」を強調
4. 情報提供者「ディープ・スロート」の正体は諸説あり
原題:
O (オー)
年度:
2001
製作国:
アメリカ
配給:
ギャガ/ヒューマックス
監督:
ティム・ブレイク・ネルソン
キャスト:
ジョシュ・ハートネット/マカーイ・ファイファー/ジュリア・スタイルズ/マーティン・シーン |
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| ストーリー |
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シェイクスピア「オセロー」の現代版翻案。全寮制高校バスケ部のヒューゴは、皆にとっての気の置けない友人を演じていたが、深い嫉妬心、特に黒人のスター選手であり、コーチである父に好感されているオーディンに対しての嫉妬を抱えていた。オーディンの恋人など回りの人物に手練手管を弄してオーディンを陥しいれようとする。 |
| 評価 |
コメント |
| 7 |
嫉妬と裏切りをキーに巧くまとまっている良作だと思うけど、一言で云えば文学的。数々のアナロジーやセリフ廻しなど原作色が強い気がした。映像よりストーリーが印象に残る。 でも、人間臭い性格描写(と演技)、プロットを収斂させるやり方は巧い。鷹>鳩、冴>鈍、黒>白、そして自己>他人の強烈なメッセージ。 |
雑記:
1. 監督ティム・ブレイク・ネルソンは俳優として「シン・レッド・ライン」(98)「オー・ブラザー!」(00)など
2. コロンバイン高校銃乱射事件で公開延期
原題:
Wadi Grand Canyon 1981-1991-2001 (グランドキャニオンの谷(ワジ)1981年-1991年-2001年)
年度:
2001
製作国:
イスラエル
配給:
-
監督:
アモス・ギタイ
キャスト:
ヤァコブ・サポルタ/ヨシ・ウェイン/ヌリット・アヴィヴ |
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| ストーリー |
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イスラエル・ハイファ郊外のラシュミア谷は古くからアラブとユダヤの共存の地。この谷に暮らす人々の20年に亘るドキュメンタリー。アラブ人とユダヤ人という深い溝が横たわる民族間の家族関係、恋愛、差別などを一般の人々の何気ないセリフから浮かび上がらせる。20年は価値観や人間を変えるには充分な時間。 |
| 評価 |
コメント |
| 8 |
地球の裏側の事情を知る為にはどうするか?そこに行って暮らすのがベスト。では次善はといえば、良くできたドキュメンタリーを観ることだと思う。政治家の言動や新聞の論調の裏に完全に隠れたフツーの中東の人々の息遣いがあった。「これ以上は過去を蒸し返すことになるので話さない」との本音にシビれる。 |
雑記:
1. 監督アモス・ギタイは現代イスラエルを代表する監督。「カドッシュ」(99)「キブールの記憶」(00)などドラマも
2. 監督はハイファ出身